こんにちは!ひよこイングリッシュを運営している”ひよこ”と申します。
普段は外資系の会社で英語を使って仕事をしております。
本ブログでは、外資系企業に就職・転職するための英語の勉強方法について体系的に解説しています。
本記事では、外資系企業を目指す人に向けて、最速でビジネス英会話を習得するために「何をすべきか」を解説しています。
本記事の対象読者は以下のような方を想定しています。
・外資系企業に興味がある
・外資系企業に入りたいが英会話に自信がない
・TOEICの点数は取れるけれど、英語でのコミュニケーションが苦手
本記事では、以上のような悩みをすべて解決していきます。
外資系企業に入るために、ビジネス英会話を習得することをゴールに設定し、そのための勉強方法を解説していきます。
本ブログで目指す英会話力のゴールについて解説していきます。
一般的なビジネスで使う英会話であれば、ネイティブのようにペラペラと流暢な英語を話せるようになるわけでも、英語で難しい交渉をできるようになる必要もありません。
目的はただ一つです。「仕事で英会話を使えるようになること」。これさえ達成できればいいので、無駄なことはそぎ落として最速で身につけていきましょう。
そこで、本ブログでは外資系企業に就職・転職するための英会話力として、最終的な仕上がりイメージを以下のようにします。
・業務の話であれば、何を話しているか理解できる
・明確に、そして論理的にアンサーができる
・同意を得ながらコミュニケーションを進めていける
以上のことさえできれば、必要最低限ではありますが、ビジネス英会話ができるような状態になります。
転職を3回し、その内の2社で外資系企業で働いている”ひよこ”が、最速でビジネス英会話を習得するためのノウハウを解説していきます。
ビジネス英会話を習得するために最も重要なことは?”ひよこ”の経験からケーススタディを学ぶ
ひよこさん、外資系企業で働くためにビジネス英会話を習得することを目指しています。
英語を話せるようになりたくて勉強をしているのですが、なかなか話せるようになりません。
これからの学習にアドバイスをもらえませんか?
単語力、文法力、リスニング力、スピーキング力、英会話を習得するために必要な力はたくさんあるけれど、一番重要なのはビジネス英会話のマインドセットだよ。
今回は、ビジネス英会話のマインドセットとは何かを解説していくね。
ビジネス英会話を身につける上で、一番重要なのはマインドセットを身につけることです。
マインドセットとはざっくり表現すると、考え方のことです。
英語の基礎力も確かに大事なのですが、「マインドセット:考え方」を変えることが、英会話の習得に特に重要です。
具体的なマインドセットの話の前に、“ひよこ”があまり英語を話せない頃、英語が母国語ではない海外の大学に行った時の話を紹介します。
“ひよこ”は大学生の頃、夏休みを利用して3カ月ほどメキシコの大学に勉強をしに行ったことがありました。
周りに日本人はおらず、まったく日本語を話さなかった3カ月でした。
メキシコではスペイン語がもっとも話されている言語ですが、当然”ひよこ”はスペイン語を話すことができなかったので、周りの人とは英語で会話するしかありません。
メキシコの大学内の友人はみんな英語を話すのがうまく、ルームメイトの高校生も非常に流暢に英語を話していたのを覚えています。
“ひよこ”もたどたどしい英語で当時は話していたのですが、よく言われていたのが、「間違いを恐れるな」という言葉です。
単語や文法を考えながら言葉を選ぶあまり、途中で話すのが止まってしまったりしていることが非常に多かったのです。
もう一つ、メキシコでのエピソードを紹介します。
メキシコの大学で勉強ばかりするのももったいない、ということで、メキシコの各地へ旅行をしに行ったことがありました。
一人でサファリパークのツアーに行ったことがあったのですが、現地の人向けのツアーだったので、当然すべてスペイン語のツアーでした。
自由行動の時間があり、ツアーガイドの方がスペイン語で説明をしており、おそらく集合時間や場所について話をしていました。
“ひよこ”はまったく何を言っていたのかわからず、途方に暮れていました。
その時、“ひよこ”の困っている様子を察して、一人の青年が英語で話しかけてくれました。
その青年は、英語をほとんど話すことができなかったのですが、知っている単語を使って、コミュニケーションを取ってくれました。
ツアー中ずっとコミュニケーションをしていたからかすっかり仲良くなってしまい、青年は家族旅行で来ていましたが、その日は彼の実家にディナーの招待までしてもらいました。
翌日も一緒に観光をしたのですが、驚くべきは彼の英語能力です。
出会った時はほとんど英語を話せなかった彼ですが、別れる時には十分に意思疎通ができるレベルで英語を話せるようになっていたのです。
嘘のような話で、私自身も非常に驚いたのを今でも覚えております。
まさしく英会話で必要なマインドセットを物語っていると思い、このエピソードを紹介させていただきました。
読者の方はどのように感じられたでしょうか。
英会話をする上で非常に重要なのは、「間違えることを恐れないこと」です。
特に日本人には非常に多いのですが(“ひよこ”もかつてはそうでした…)、間違いを恐れるあまり自分から言葉を発さないケースが多いです。
メキシコの人はとにかく人と仲良くなるのがうまいです。
何かあったらすぐに話しかけてくれます。
たとえうまく話せなくても、まずは話してコミュニケ―ションを取ってくれます。
間違いを恐れないマインドを身につけるために、もう少しだけ詳しく解説していきましょう。
ビジネス英会話のマインドセットを習得するための3つのポイント
ケーススタディをもとに、ビジネス英会話でのマインドセットを習得するためのポイントを3つ紹介します。
1.相手とは対等であるという意識を持つ
2.英語の正確性を求められているわけではないと理解する
3.英語を完璧に話すことは難しいことを理解する
順番に解説していきましょう。
1つ目は、相手とは対等であるという意識を持つことです。
特に日本人は、相手のことを非常に気にする人が多いのではないでしょうか。
英語をうまく話せなくて、迷惑をかけて申し訳ないとか、何言っているかわからなくて申し訳ないとかは思う必要はありません。
たとえ英会話がうまくできなくても、相手とは対等な立場であると思い、自信を持って話すことが非常に大切です。
メキシコの大学での友人も、流暢に英語を話していましたが、よく聞くと文法は結構でたらめなのです。
一方で、彼らは文法がでたらめでも一切気にしていません。
このマインドは非常に学ぶべきポイントであり、身につけることができれば一気に英会話力を上げることができます。
2つ目は、ビジネス英会話では英語の正確性を求められているわけではないと理解することです。
英会話をするときに、多くの人は「間違ったらどうしよう」、「間違えたら恥ずかしい」あるいは「間違ってはいけない」と思っているのではないでしょうか。
この考えは一切持つ必要はありません。
学校でテストをやっていたように、間違ったら減点されるわけではありません。
ビジネス英会話では、相手に正確に伝わりさえすればいいので、英語自体の正確さを求めているわけではありません。
文法が間違っていても文脈で伝わるので、英語の正確性はあまり気にしすぎない方が良いのです。
ただし、注意すべき点は、自分が伝えたいことが正確に伝わっているかどうかは重要です。
英語は間違えても、話している内容は間違えないようにしなくてはならないので注意しましょう。
3つ目は、英語を完璧に話すことは難しいことを理解することです。
そもそも英語を完璧に話すことは非常に難しく、誰もがネイティブのように話せるようになるわけではありません。
また、私たち日本人が日本語を話すときにも完璧に日本語を使いこなせるかというとそういうわけではないと思います。
「なんて言ったらいいんだろう…」なんて、きっと日本語でも頻繁に思っていると思います。
完璧に話すことは難しいので、まずは自分のできる範囲で話していきましょう。
“ひよこ”が今でも意識しているのは、難しい表現をしようとしないこと、中学生レベルの英語で断定的な言い方をすること、です。
やってみると、中学生レベルの英語表現でも結構コミュニケーションができることが分かると思います。
さいごに:間違いを繰り返すことで少しずつ英会話はできるようになる
ひよこさん、ビジネス英会話のマインドセットがわかりました。
どうしても英語で会話をするのって怖かったのですが、まずは恐れずにチャレンジしてみたいと思います!
いぬくん、最初は怖いかもしれないけど、回数を重ねる、あるいは日常に組み込んでいくと少しずつ慣れていくよ。
何事もやってみなくては始まらないので、まずは恐れずチャレンジしてみよう!
本記事で紹介したマインドセットを身につけることができれば、ビジネスの場面での英語のコミュニケーション能力を上げることができるでしょう。
当然、単語や文法の勉強、リスニングやスピーキングの勉強をしなくては、そもそも何を言っているかわからないし、どうやって話せばいいかわからないと思います。
ですが、少しでも勉強して英会話をする上で基礎的な力があるのであれば、「まずはやってみる」ことがとても重要です。
断言できますが、最初は必ず失敗します。
必ず失敗しますが、そこで学びが得られたり、経験値がどんどん積まれていきます。
失敗を最速で繰り返すことで、少しずつ英会話ができるようになってきます。
ビジネス英会話のマインドセットを身につけて、どんどん実践することでビジネス英会話を習得していきましょう。
ひよこイングリッシュ管理人 ひよこ