こんにちは!ひよこイングリッシュを運営している”ひよこ”と申します。
普段は外資系の会社で英語を使って仕事をしております。
本記事では、外資系企業を目指す人に向けて、オファー面談の攻略方法について解説しています。
本記事の対象読者は以下のような方を想定しています。
・外資系企業への転職にあたって、オファー面談とは何かを知りたい
・オファー面談にはどのように臨めばいいか知りたい
・オファー面談で内定の取り消しがあるか知りたい
外資系企業のオファー面談に臨む際、どのような準備が必要でしょうか?この記事では、実際の経験に基づいて、成功の秘訣をご紹介しながら、以上のような悩みをすべて解決していきます。
転職を3回し、その内の2社で外資系企業で働いている”ひよこ”が、外資系企業への転職に向けてオファー面談について解説していきます。
外資系企業の内定後に実施されるオファー面談って何?
ひよこさん、外資系企業に内定が決まったら、オファー面談をすることがあると聞きました。
オファー面談とはどのようなものなのでしょうか。
オファー面談は外資系企業に転職するならば、事前に知っておく必要があるね。
それでは今日はオファー面談について解説していこう!
外資系企業への転職は、新たなキャリアへの大きな一歩です。
特にオファー面談は、その成功を左右する重要な段階となります。
多くの転職希望者がこのステップの重要性を見過ごしがちですが、ここではオファー面談の意義とその重要性を詳しく解説し、あなたの転職活動を全面的にサポートします。
オファー面談は、外資系企業への転職プロセスの中で、最終面接後の内定を受けた後に行われる重要な面談です。
ここでは、企業と内定者で内定の意思確認だけでなく、業務内容、給与、労働条件など、入社に関わる重要な事項が詳細に議論され、あなたと企業の期待を一致させるための重要な機会となります。
この面談での合意内容は、後にオファーレターとして書面化され、あなたの新しいキャリアスタートの土台を形成します。
労働条件などで合意が取れない場合は、交渉を行ったりして合意できる内容を話し合うことになります。(場合によっては合意に至らないケースも当然あります。)
オファー面談は、単なる形式的なプロセスではありません。
この面談での合意事項は、あなたの働き方、キャリアパス、さらには日常生活にも大きな影響を及ぼします。
適切な準備と十分な理解が必要とされるため、あなたの期待と企業の条件が最適にマッチするよう努力することが求められます。
例えば、私の友人であるAさんは外資系IT企業に転職した際、オファー面談で具体的なプロジェクトの内容や役割について詳細に話し合いました。
また、想定していた年収よりも低かったため、具体的な業績目標に基づく昇給のロードマップを提示してもらうことで合意に至りました。
以上のような積極的な交渉が、後に彼のキャリアに大きなプラスとなりました。
このように、オファー面談でどのような事を話して、何について合意するのかは、事前に知っておいて準備することは非常に大切です。
後悔しない転職をするために、何について話をするのか、何を注意しなくてはいけないかを本記事で学んでいきましょう。
オファー面談ではどのようなことを話す?具体的な内容について解説!
ひよこさん、オファー面談が重要なことはわかったのですが、具体的にはどのような内容について話すか教えてください。
オファー面談の内容は、ケースバイケースではあるけれども、一般的に面談で取り上げられる内容について紹介していくね。
オファー面談は、あなたと企業の期待を一致させるための重要な機会です。
では、具体的にどのような話題が取り上げられるのでしょうか?
この章では、オファー面談で話すべき主要なトピックと、それぞれのトピックにおける注意点を詳しく解説します。
1.業務内容
2.年収と待遇
3.労働条件
順番に解説していきましょう。
1つ目は業務内容です。
実際に入社した際に、どのような仕事をすることになるか合意することはお互いのミスマッチを防ぐために非常に重要です。
ある程度の業務内容については、面接の時点で配属予定の部署の担当者と話していてすり合わせは実施しているとは思いますが、詳細の内容について聞いていない場合は、オファー面談で確認するのがいいでしょう。
オファー面談を誰が実施するかは企業によって異なりますが、人事担当者が一般的で配属部署の担当者は出席しない場合もあります。
もし必要であれば、こちらから依頼して出席してもらう方が良い思います。
“ひよこ”はミスマッチを防ぐために、オファー面談と並行して、配属予定の部署の人と業務内容についてすり合わせを行う面談の機会を用意してもらったことがあります。
業務内容だけでなく、部署の人達の雰囲気もわかるため、転職を成功させるためにも入社前の面談は非常に重要だと思います。
“ひよこ”の周りには、オフィスの見学依頼や、部署の人達との会食を依頼している人達もいます。
また、どのようなポジションなのかは外資系企業に入社するにあたって非常に重要です。
すぐに戦力として活躍して欲しいのか、少し育成期間があるのかなど、自分の持っているスキルや経験などによって、できる・できないがはっきり分かれるので、ミスマッチを防ぐために非常に重要になります。
2つ目は年収と待遇です。
転職を検討している多くの人達は年収アップを望んでいると思いますので、こちらも非常に重要な内容になります。
また労働条件の中でもトラブルになりやすい部分なので、オファー面談の時点ではっきりさせておく必要があります。
年収については、大きく2点確認すべき点があります。
① 採用時の年収について
まずは採用時の年収について確認しましょう。
金額だけでなく、残業代や賞与についても確認しましょう。
残業代であれば固定残業代が含まれているか、賞与であればどのように計算されるか、初年度は貰えるか等が重要なポイントです。
② 将来の年収について
次に将来の年収について確認しましょう。
昇給について確認するのも非常に重要で、採用時の年収は高いけれどもその後年収が上がらないといった話はよく耳にします。
入社後にどのような評価制度があり、どのように給与アップをしていくのかを確認するのは非常に重要です。
ここが不明確であると、入社後に何をがんばっていいかわからず、給与アップが見込めず、結果キャリアアップにつながらない可能性があります。
逆に言えば、入社時点での給与が想定より低くても、給与アップの見込みが大きければ入社後の頑張りしだいで給料を大幅にアップできる可能性があります。
つまり、年収だけではなく評価制度についてもオファー面談の時点で確認することで、長期的なキャリアイメージが思い浮かび、具体的な交渉や内定を承諾するかどうかを決めることができるのです。
3つ目は労働条件です。
労働条件も非常に重要であり、多岐に渡って確認しておく必要があります。
中でも重要なのは以下のポイントです。
① 入社日
入社日については、自分だけでなく相手の企業からしても非常に重要なポイントになります。
実際に働く意思があるかどうかを伝えることはもちろんですが、いつから働けるのかを相手にしっかり伝えておくことでトラブルを回避することができます。
もし現職との間で退職についてもめている場合は、交渉が少し長引きそうなことを転職先の企業に伝えておくことで、企業側もそれに応じて準備ができるため、良好な転職を進めることができます。
② 就業場所・転勤有無
入社した場合、どこで働くことになるかは確認が必要です。
最近はリモートワークも盛んになっているため、リモートワークが可能かどうか、企業としてどの程度推奨しているかは確認しておくのが良いです。
あと盲点として、車通勤を想定していたけれど、駐車場が使えなかった、というのはたまに聞くことがあるため、車通気を想定している方は事前に確認しておくのが良いと思います。
全国に支社や工場がある場合、転勤が発生するのは珍しいことではありません。
また、場合によっては出向で他社で働く可能性もあるかと思います。
そのようなことが発生するのかどうか、また発生するのであればどのくらいの頻度で発生するのかを確認し、自身が受け入れられるかどうかは、確認する必要があります。
実際の交通費や引っ越し補助などもあわせて確認しておきましょう。
③ 就業時間
就業時間については以下のポイントを特に確認するのが重要です。
書面でも書かれている場合が多いですが、実際に企業の担当者に実態を聞くのが非常に大切です。
・休日(週休2日制、完全週休2日制など)
・始業時間と終業時間(フレックスタイム制度の有無を含む)
・平均残業時間
・繁忙期の有無と残業時間
・有給取得状況
・休日出勤の有無
あまり終業時間の条件ばかり聞くと、やる気がないようにも聞こえてしまいかねないので、やる気を感じられるような聞き方をしたり、他の話をしている時に流れの中で一緒に聞いてしまうなどうまく工夫する必要があります。
④ 福利厚生・会社の各種制度
外資系の企業は日系の企業と比べ充実していないケースが多いですが、福利厚生や会社の各種制度についても事前に知っておく方が良いです。
“ひよこ”も入社後に特別休暇のことを知って、結局使えなかったことがあったので、使える制度は全部利用するくらいの気持ちで、事前に調査をしておくのが良いでしょう。
外資系企業だとストックオプションの支給があったりするので、事前に確認しておくとモチベーションアップにつながると思います。
たとえば、私の知人で外資系企業に転職を考えていBさんは、オファー面談で想定していた勤務地が異なることを知り、それに基づいて家族との生活環境や通勤の可否について話し合いました。
また、彼女は特定のプロジェクトへの参加を希望しており、そのための条件整備を企業に求めました。このように、オファー面談では個人のキャリアプランに合わせた具体的な要望を出すことが可能です。
オファー面談で内定の取り消しはある? 面談前に知っておくべき注意点について解説!
ひよこさん、オファー面談についてよくわかったのですが、実際に企業の人とお話しするとなると、印象が悪くなって内定の取り消しになったりしないか不安です…
オファー面談で内定の取り消しがあるかどうかも含めて、実際に気を付けておくべき点について解説していくね。
オファー面談は、内定者としての第一歩を踏み出す場ですが、一部の応募者はこの段階で内定が取り消されることを心配しています。
実際には、どのようなケースで内定取り消しになるのでしょうか?また、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
この章では、そのような疑問に答えます。
結論ですが、オファー面談は基本的に面接と異なり選考のプロセスではないため、内定取り消しは「よほどのことがない限り」ないと考えて問題ありません。
しかし、「よほどのことがない限り」という例外も存在します。これには以下のような状況が含まれます。
- 交渉が一方的である場合
- 例:候補者が非現実的な要求をし、企業側と合意に至らない場合。例えば労働条件に納得できず交渉の必要が出ても一方的に要求を押し付けるなど、社会通念上問題だと思われるような行動な度がある場合。
- 虚偽の情報を提供していた場合
- 例:学歴詐称、職歴詐称、年収の虚偽申告などは、後々ばれてトラブルになる可能性があるので、絶対に虚偽の申告をするのはやめましょう。
- 入社の意思が不確かな場合
- 例:面談中に候補者が曖昧な態度を示し、企業が入社意欲に疑問を持った場合。
- 入社の意思が不確かな場合
- 例:現職との退職交渉が難航し、退職時期が一向に決まらない場合、受け入れ企業側としてはリスクになるため、内定の取り消しが発生する可能性もあります。退職交渉の現状については、受け入れ企業側とも十分なコミュニケーションを取り、入社意思があることを常に示しながら退職を進める必要があります。
オファー面談を成功させるためには、以下の点に留意することが重要です。
- 現実的な交渉を行う
- 自分の要求が妥当かどうかを事前に考え、柔軟な姿勢で交渉に臨む。
- 誠実さを保つ
- 自己PRは正直かつ実績に基づいたものにし、虚偽の申告は避ける。
- 積極的な意思表示
- 企業への熱意と入社に向けた意欲を明確に伝える。
オファー面談を成功させるには、提示された年収や条件に対して合理的な交渉を行う必要があります。
自身の市場価値とスキルセットをもとに、適正な年収や条件を示し、企業側と建設的な話し合いを行うことが、双方にとって満足のいく合意に至るために重要なポイントになります。
オファー面談をスムーズに攻略するために、転職エージェント経由で情報収集しよう!
オファー面談についてよくわかりました!これで転職する準備はバッチリです!
オファー面談も含めてスムーズに転職を進めたいのであれば、転職エージェントをうまく活用すると良いよ。
オファー面談は、あなたの転職成功への重要な一歩です。
しかし、この段階で最適な結果を得るためには、適切な情報と戦略が必要です。
転職エージェントを活用することで、これらの情報を得ることができます。
この章では、転職エージェントの活用方法と、そのメリットについて解説します。
- 市場価値の把握
- あなたのスキルや経験に基づいて、適正な年収や職位を評価する手助けをしてくれます。
- 企業情報の提供
- 企業の文化、過去の転職者の評価、内部の人事動向など、内部情報を提供してくれます。
- 交渉戦略のサポート
- 面談での交渉の進め方や、要求すべき条件についてアドバイスしてくれます。
企業と直接のパイプを持っている転職エージェントは事情に詳しいです。
現在どのくらいの候補者がいるのか等によっても、企業がどのくらい自分に入社して欲しいかが変わってきます。
オファー面談で提示された条件に対して、どのくらい自分が強く交渉できるかも変わってくるので、適宜情報収集をしながら進めていくのが良いでしょう。
転職エージェントのおすすめは以下の記事で紹介しているので、是非参考にしてみてください。
読者の方の成功を祈っています。
ひよこイングリッシュ管理人 ひよこ