サバティカル休暇完全ガイド:人生のリセットと学び直しのチャンス【2024年版】

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こんにちは!ひよこイングリッシュを運営している”ひよこ”と申します。

普段は外資系の会社で英語を使って仕事をしております。

本記事では、日本でも昨今増えつつあるサバティカル休暇とは何か、そのメリット・デメリットについて解説しています。

本記事の対象読者は以下のような方を想定しています。

・サバティカル休暇とは何か知りたい

・サバティカル休暇のメリット・デメリットについて知りたい

・リカレント教育について知りたい

・サバティカル休暇が導入されている企業に転職したい

本記事では、以上のような悩みをすべて解決していきます。

外資系企業で働き、サバティカル休暇を取っている同僚が多数いる”ひよこ”が、サバティカル休暇について解説していきます。

目次

サバティカルってどういう意味?サバティカル休暇と普通の休暇との違いを解説!

ひよこさん、海外の企業にはサバティカル休暇があるという話を聞いたことがあります。
サバティカル休暇というのはどのような休暇なのでしょうか?

日本ではあまりなじみがないかもしれないけど、特にヨーロッパ系の企業を中心に採用されている印象だね。
それでは本日はサバティカル休暇とはどのような休暇なのかを解説していくね。

サバティカル休暇とは、特別休暇制度の一つで社員が休暇の目的を自由に設定できる法定外休暇であり、長期休暇をとれる仕組みのことを言います。

厚生労働省では「従業員の行動変容のきっかけづくりとなる特別休暇」としており、休暇の理由や期間に定めはなく、従業員が自由な目的で使うことはできますが、行動を変えるきっかけにするために導入しているケースが多いでしょう。

休暇期間は1か月から長くて1年以上というケースもあるようで、期間は会社によって(あるいは目的によって)バラツキがあります。

“ひよこ”は外資系企業で働いておりますが、周りでサバティカル休暇を取っている人は、概ね3か月位の期間休んでいる人が多いです。

サバティカル休暇は誰にでも与えられる休暇ではなく、企業で導入しているかかどうかだけではなく、一定の勤続年数(企業にもよるが5~10年程度)を超えた社員が取得・利用しています。

サバティカルの語源は「研究休暇」であり、もともとは大学教授・教員に対して、休むための休暇ではなく研究に特化するための制度として導入された背景があります。

サバティカル休暇は、ヨーロッパの企業で多く採用されている制度ですが、日本でも着目され始めており、人生100年時代の今、学び直しの機会(リカレント教育)として捉え、経済産業省や厚生労働省も企業での導入を後押ししています。

また、ワークライフバランスの観点から、働くだけではなく個人の生活とのバランスを取ることも重視されてきていることから、日本でも少しずつ導入が増えてきています。

リカレント教育が注目されている背景 リスキリングなど働き方の変化は加速していく

お話に出たリカレント教育についてもう少し詳しいお話を聞きたいです。

これまでの社会では一度企業に入ったら定年まで働くのが一般的だったかもしれないけれど、少しずつ変わってきているんだ。
リスキリングなどのワードも最近よく耳にするよね。
それでは学び直しの機会であるリカレント教育について解説していくね。

リカレント教育とは、学校教育を終えて社会に出た後も再び教育を受けることを言います。

自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学ぶために、それぞれのキャリアの必要なタイミングで教育を受け、人生を通して仕事と教育を繰り返していきます。

なぜリカレント教育が注目されているかというと、平均寿命が延びていることと技術革新のスピードが速くなっていることが主な要因です。

これまでは、人生が大きく「教育」→「仕事」→「退職後」というスタイルでしたが、平均寿命が延び働くことができる期間が長くなったり、技術革新のスピードが速くなってきていることから、教育のフェーズで学んだことだけで仕事をすることが難しくなってきているのです。

また、一社で働き続けるという価値観も変わってきており、転職や起業だけでなく男性の育休取得など、これまでの固定観念も大きく変わってきています。

このような背景の中で「教育」→「仕事」→「退職後」の構造で人生を過ごすのは難しくなっており、「教育」→「仕事」→「教育」→「仕事」→…→「退職後」のように、スタイルが大きく変わってきています。

また、このような人生のスタイルは人それぞれ異なり、働きながら学び直したり、子育てをしながら働いたり、定年後も新しい仕事を始めたりなど、多用なライフスタイル・ライフステージが存在します。

これからの時代は、ライフスタイル・ライフステージを自分でデザインしていく時代であり、そのためにも新しい知識やスキル、人生を考え直す機会、リフレッシュの機会として、サバティカル休暇のような制度は更に必要とされてくるでしょう。

サバティカル休暇にデメリットはある?メリットだけでなくデメリットについても解説!

ひよこさん、サバティカル休暇やリカレント教育についてよくわかりました。
聞けば聞くほどサバティカル休暇は良いものに思えますが、デメリットはありますか?

サバティカル休暇のデメリットだね。
それではサバティカル休暇について、メリットとデメリットをあわせて解説していこう。

まずはサバティカル休暇のメリットについて2点解説していきます。

サバティカル休暇のメリット2選

1.会社を辞めることなく様々な挑戦ができる

2.長期休暇によるリフレッシュ効果がある

順番に解説していきましょう。

Point
会社を辞めることなく様々な挑戦ができる

1つ目は、会社を辞めることなく様々な挑戦ができることです。

学び直しなど新しい挑戦を考える場合、働きながらは非常に難しく、現在の仕事を一度辞めてからチャレンジすることになるかと思います。

サバティカル休暇があれば、会社を辞める必要がなく、在籍しながら学び直しを含め様々な挑戦をすることが可能になります。

 

Point
長期休暇によるリフレッシュ効果がある

2つ目は長期休暇によるリフレッシュ効果があることです。

学び直しなどチャレンジの機会にするのはもちろんですが、単純にリフレッシュとしても長期休暇は重要です。

家族との時間や趣味など、プライベートの時間を充実させることによって、働き続けてためっていた疲労やストレスを解消することは、長い人生を生きていく上で非常に重要です。

また、人生100年時代の現在、定年という概念が非常に薄くなっており、定年後も働くような状況が今後は多く発生することでしょう。

ですので、今までと同じような働き方をしていたら、長い休暇を取るチャンスがなくなってしまうのです。

「何のために働くのか」が今まで以上に問われるようになり、ワークライフバランスを充実させるためにも、サバティカル休暇のような長期休暇は必須になってくると“ひよこ”は考えています。

次にサバティカル休暇を取得するデメリットについて2点紹介します。

サバティカル休暇のデメリット2選

1.休暇中は収入がなくなる

2.職場に復帰するのに時間がかかる

順番に解説していきましょう。

Point
休暇中は収入がなくなる

一つ目は、休暇中は収入がなくなることです。

サバティカル休暇は、会社を辞めずに休暇を取得できる機会ではあるのですが、多くの企業ではその間の給料が支払われません。

つまり、休暇中は収入がなくなってしまうため、金銭面での準備が必要になります。

無給の間の生活費をどうするか、学費をどのようにして払うか、旅費など趣味に使う費用をどうするか…など、サバティカル休暇を取得する前に綿密な計画を練る必要があります。

 

Point
職場に復帰するのに時間がかかる

2つ目は職場に復帰するのに時間がかかることです。

皆さんも会社で働き始めの頃は、仕事に慣れておらず慣れるまで多くの苦労をしたことと思います。

長期で仕事を離れてしまうと、仕事が変わったり働いている人が変わったりして、新しく覚えることがあったり新しく人間関係を作らなくてはならないケースがあります。

長期で離れる場合どうしても避けることはできませんが、会社や部署の中で強い人脈を持っておくことで、やわらげることはできるでしょう。

人生100年時代を過ごすにあたって、サバティカル休暇やリカレント教育を利用しよう!

サバティカル休暇やリカレント教育についてよくわかりました。
自分もサバティカル休暇のような制度がある会社で働きたいです!

今の日本では制度としてサバティカル休暇がある企業は少ないけれど、今後多くの企業で導入されていくのではないかと思っているよ。
先んじてサバティカル休暇を導入している大企業への就職や転職をするのも一つの手段かもしれないね。

サバティカル休暇やリカレント教育の考え方は、厚生労働省の後押しもあり日本でも徐々に広がってきています。

もしサバティカル休暇に興味があれば、先んじて導入している大企業への就職や転職を考えてみてもいいかもしれません。

また、外資系企業の場合、海外では導入が進んでいるケースが多いので、サバティカル休暇のような制度が整備されている場合があります。

転職の前には、転職先の企業で制度が整備されているかを事前に確認する必要がありますが、転職の仕方(特に外資系企業)については、以下の「【徹底理解】外資系企業に転職する方法4選と転職エージェントのおすすめ理由3選」で解説しているので、是非参考にしてみてください。

読者の皆様の成功をお祈りしています。

ひよこイングリッシュ管理人 ひよこ

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