こんにちは!ひよこイングリッシュを運営している”ひよこ”と申します。
普段は外資系の会社で英語を使って仕事をしております。
本ブログでは、外資系企業に就職・転職するための英語の勉強方法について体系的に解説しています。
本記事では、英語のリスニング力を向上させる勉強方法として、シャドーイングとディクテーションについて解説しています。
本記事の対象読者は以下のような方を想定しています。
・英語のリスニングが苦手
・英語が聞き取れるようになるような勉強方法について知りたい
・シャドーイングを使った勉強方法を知りたい
・ディクテーションを使った勉強法を知りたい
本記事では、以上のような悩みをすべて解決していきます。
転職を3回し、その内の2社で外資系企業で働いている”ひよこ”が、英語のリスニング力を飛躍的に向上させるシャドーイングとディクテーションについて解説します。
英語の勉強法の王道 シャドーイングとディクテーションって何?
ひよこさん、英語の勉強をしていると、シャドーイングやディクテーションが効果的だとよく聞くのですが、そもそもどういった勉強方法なのでしょうか。
シャドーイングとディクテーションは、英語学習の王道の勉強方法だね。
多くの人が実践して推奨していることからも、効果的な勉強法であることがわかるね。
それでは今日は、シャドーイングとディクテーションについて解説していこう!
まずは、シャドーイングとディクテーションとは何かを解説していきます。
シャドーイングとディクテーションは以下のような勉強方法のことです。
1.シャドーイング:聞こえてくる英語のすぐ後ろを追いかけるように発音する勉強方法
2.ディクテーション:聞いた英語を一言一句書き取る勉強方法
順番に解説していきましょう。
シャドーイングとは、「聞こえてくる英語のすぐ後ろを追いかけるように発音する」ことです。
影(shadow)のように後ろをついていくため、シャドーイングと呼ばれています。
基本的には流れてくる音声のマネをするので、正確に音声をインプットし、更にアウトプットまでする訓練です。
ですので、シャドーイングの訓練は、リスニング力だけでなくスピーキング力も向上させるのに非常に有効なトレーニングになります。
一方で、スクリプトなしで聞こえてくる音声をトレースするのは、いきなり挑戦すると難しすぎて心が折れてしまうのではないでしょうか。
心が折れずにだんだんとステップアップできるように、以下のような手順で訓練することをおすすめします。
訓練の手順は以下の通りです。
手順1.スクリプトなしで英文を聞き、どのくらい理解できるか確認する
手順2.スクリプトを見ながら英文を聞き、わからない単語や表現を明確にする
手順3.もう一度スクリプトを見ながら英文を聞き、意味を完全に理解できるようにする
手順4.スクリプトを見ながら、シャドーイング(パラレルリーディング)をする
手順5.スクリプトを見ないで、シャドーイングをする
以上がシャドーイングの訓練手順になります。
まずは聞こえる音をマネしながら発音するのが良いですが、慣れてきたら発話者になりきって話してみるなど、英語の意味を理解しながら訓練できると学習効果が更に高まるでしょう。
シャドーイングをするにあたって、教材はどんな教材でも構わないですが、“ひよこ”はオンライン英会話でカランメソッドを受講することをおすすめします。
カランメソッドは通常の4倍速で英語力を向上させることができる勉強法と言われております。
実際の英会話もしながらシャドーイングで学ぶことで英語の能力をおおきくこうじょうさせることができます。
カランメソッドについては以下の記事で紹介しているので、興味のある方は是非見てみてください。
ディクテーションとは、「聞いた英語を一言一句書き取る」ことです。
ディクテーションの訓練は、穴埋め方式や全文聞き取り方式などがありますが、基本的には流れてくる音声をすべて正確に聞き取る訓練だと考えてもらえばいいと思います。
訓練の手順は以下の通りです。
手順1.スクリプトなしで英文を聞く
手順2.手順1で聞いた英文を、聞き取れた範囲で正確に書く
手順3.すべて聞き取れなかった場合は、手順1~2を繰り返す
手順4.すべて聞き取れた、あるいは、何度聞いても聞き取れない状態になったらスクリプトを確認する
手順5.スクリプトを見ながら、改めて英語を聞く
手順6.聞き取れなかった単語を中心に何度も聞き取りをして音を覚える
以上がディクテーションの訓練手順になります。
なるべく繰り返して聞かないのが理想的ですが、最初の頃は難しいと思います。
まずは何回も聞いて、どの音が聞こえていないかを明らかにしましょう。
聞こえない音を聞けるようにすることで、リスニング力がだんだんと上がっていきます。
シャドーイングとディクテーションのメリット
シャドーイングとディクテーション、それぞれどのような勉強方法なのかわかりました。
ちなみに、どういった点でシャドーイングとディクテーションは良いのでしょうか?
それではシャドーイングとディクテーションで勉強することのメリットについて解説していくね。
まずはシャドーイングのメリットを2つ紹介します。
1.英語のリズムや発音の仕方を学ぶことができる
2.「聞く」力を鍛えることができる
順番に解説していきます。
メリットの一つ目は、英語のリズムや発音の仕方を学ぶことができることです。
英語は日本語とは異なるリズムや発音のため、英語のリズム感や発音を習得するのは英語を聞いたり話したりする上で必須です。
英語のリスニングでも鍛えられないわけではありませんが、シャドーイングで勉強すると、聞いた単語をすぐさまマネして発音することで、その学習効果を大きく伸ばすことができます。
リスニングだけだとなんとなく聞いてしまう英語も、シャドーイングをすることでアウトプットが伴うので、正確にインプットをしアウトプットをする作業になり、英語独特のリズムや発音までうまく吸収することができます。
メリットの2つ目は、「聞く」力を鍛えることができることです。
シャドーイングでは聞いた音を正確に話す必要があります。
正確に話すためには、正確に聞き取る必要があるため、集中してリスニングをする必要があります。
また話すときにリズムや音まで正確にマネして発音する必要があるため、そのような点も意識してリスニングすることで、リスニング力も自ずと鍛えられます。
次にディクテーションのメリットを2点解説します。
1.「なんとなく理解できる」から「100%理解できる」へ
2.何度聞いても理解できない単語が明確になる
順番に解説していきます。
メリットの一つ目は、「なんとなく理解できる」から「100%理解できる」にステップアップできる訓練方法だからです。
英語のリスニングの勉強をある程度やったことがある人はわかると思いますが、聞いている英語を100%理解することは難しいです。
単語や文法はある程度聞き取れて、「なんとなくこんな意味じゃないか…」と推測することが多いと思います。
ディクテーションは、この「なんとなく」の精度を高めることができます。
一言一句聞き取る訓練のため、曖昧なリスニングをしていては精度を高めることはできません。
ディクテーションの訓練は、このような曖昧さを禁じることで、「なんとなく」から「100%確実」まで聞き取る能力を向上させることができます。
メリットの2つ目に、何度聞いても理解できない単語が明確になることがあります。
ディクテーションの訓練をしている際は、何度も同じ音源をリスニングすることになると思います。
その際、何回聞いても何を言っているかわからない、という単語に出会うことが多いと思います。
その単語は、「そもそも知らない」あるいは「知っているけど聞き取れなかった」のどちらかになると思います。
そもそも知らない単語は覚える必要がありますが、知っているけど聞き取れなかった単語は、「自分が認識していた音」と違う音であったため、聞き取れなかったのだと思います。
何度も聞いて音も一緒に覚えることで、次回からは聞き取れるようになるため、どんどんと聞き取れる英語が増えていきます。
英語の習得は王道の勉強方法の積み重ねから
ひよこさん、シャドーイングとディクテーションについてよくわかりました。
早速普段の勉強に取り入れたいと思います!
いぬくん、シャドーイングとディクテーションは英語の勉強方法の中でも特に代表的な勉強方法だよ。
王道の勉強方法で努力を積み重ねることによって必ず実力はアップするので、がんばって勉強に取り組んでいこう!
本記事では、英語のシャドーイングとディクテーションについて解説しました。
シャドーイングとディクテーションは英語の学習方法の中では王道になります。
当然すぐさま英語が聞き取れるようになるわけではないですが、積み重ねていくことで必ず英語の実力はアップしていきます。
「シャドーイングやディクテーションを繰り返してもリスニング力が上がらない…」と悩んでいる人は以下の記事も参考にしてみてください。
英語が聞き取れない理由や、聞いた英語を覚えられない理由について解説していますので、参考にして是非更なる英語のリスニング力の向上を目指してください。
また、本ブログでは、英語力を伸ばすことで外資系の企業に転職するための方法を解説しています。
外資系企業だけではなく、大手企業でも英語力のある人材は非常に重宝されます。
英語力を伸ばして転職することを考えている人は、是非以下の記事も参考にしてみてください。
読者の皆様の成功をお祈りしています。
ひよこイングリッシュ管理人 ひよこ