こんにちは！ひよこイングリッシュを運営している“ひよこ”と申します。
普段は外資系の会社で英語を使って仕事をしております。
本ブログでは、外資系企業に就職・転職するための勉強方法について体系的に解説しています。
本記事では、外資系企業に転職したい人に向けて、実際に外資系企業で働いている”ひよこ”が外資系企業の実態を解説しています。
本記事の対象読者は以下のような方を想定しています。
・外資系企業に興味がある
・外資系企業に就職してみたいが、そもそも自分に合っているかわからない
・外資系企業は高給と聞いたことがあるけど本当か知りたい
・外資系企業では成績を出せないとクビになると聞いたことがあるけど本当か知りたい
本記事では、以上のような悩みをすべて解決していきます。
転職を３回し、その内の２社で外資系企業で働いている”ひよこ”が、外資系企業への転職で失敗しないための考え方について解説していきます。
外資系企業に転職するメリットとは？外資系企業の給料事情も含めて解説！
ひよこさんは外資系企業で働いているとのことですが、外資系企業で働いていて良かったことはありますか？
ちなみに給料はやっぱり高いのでしょうか？
外資系企業で働いていて良かったことはたくさんあるよ。
給料事情と一緒に外資系企業で働くメリットを紹介するね。
普段日系の企業に勤めている人にとって、外資系企業は未知の世界だと思います。
色々な噂があると思いますが、実際に外資系企業で働いている“ひよこ”が外資系企業で働くメリットについて代表的なものを３つ紹介します。
１．タイトルアップによって給料を大幅に増やすことが可能
２．様々な経験を持っている人とのコミュニケーションを通じてスキルアップが可能
３．ワークライフバランスを重視して働くことが可能
一つずつ順に紹介していきましょう。
外資系企業といえば給料が高い。
こんなイメージを持っている方も少なくないかと思います。
大前提として、当然「会社による」というのが答えですが、日系企業が一般的に年功序列なのに対して、外資系企業は実力次第では若くても出世ができる仕組みの企業が多いです。
例えば、スタッフからマネージャーへの昇進は、タイトルアップなどと呼ばれたりしますが、このタイミングで一気に給料が上がることが多く、場合によっては一気に数百万上がるケースもあります。
転職の時は前職の給料を踏まえながら決定されることが多いため、タイトルアップでベースの給料を増やすことで、他の企業に転職するときも非常に良い条件で転職できる可能性が高まります。
給料が高くなれば市場価値も上がっていくため、次の転職の際に自分が望む条件で転職できる可能性が高まるため、外資系企業での実績作りはキャリアの形成にとっても非常に良い影響を与えてくれると思います。
外資系企業は、新卒よりも中途採用が中心の会社が多いです。
他の会社で働いていた人が多く、日本人だけでなく様々な国籍の人が働いているため、様々なバックグラウンドを持っている人が集まる環境になっています。
そのため、今まで自分がいた環境ではまったく出会わなかった人や考え方に出会うことができ、そのような人達とのコミュニケーションを通じて自身を大きく成長させることができます。
特に海外の人とのコミュニケーションラインを作ることで、日系企業ではアクセスが難しい情報にもアクセスができるようになり、所属する分野の最先端の情報を得ることも可能になります。
スキルアップをすることで市場価値も高まっていき、結果的には給料アップも含めて自分のキャリアアップに大きく繋げることができます。
外資系企業は、ワークライフバランスに厳しい企業が多いです。
労働時間の管理を徹底している会社が多く、日系企業ほど気軽に残業することができません。
「決められた時間で要求されている成果を出す」のが基本であり、残業には明確な理由が必要である場合が多いです。（私も上司から、残業する理由の説明をよく求められていました…）
厳しいようにも思えますが、裏返すとプライベートの時間をしっかり確保できるということになります。
外資系企業は優秀な人が多く、仕事に身を捧げていそうな印象を持っている人もいるかと思いますが、家族やプライベートが第一で、仕事はお金を稼ぐための手段と割り切っている人たちが非常に多い印象です。
時間外や休日などは一切仕事の連絡は受け付けないという人も多く、徹底している人が多いかと思います。
日常が仕事に傾きがちな日系企業と違い、外資系企業にはワークライフバランスを重視している人が多いため、プライベートの時間を十分に確保できる環境が整っている場合が多いです。（ただし、事前の情報収集は必須です！）
外資系企業に転職するデメリットとは？クビになることもある？デメリットを克服する方法についても解説！
ひよこさん、外資系企業で働くメリットについてはよくわかりました。
でも外資系企業で働くデメリットはないのでしょうか？
もちろんデメリットもあるよ。
どのようにしてデメリットを克服できるかも含めて紹介するね。
外資系企業で働くメリットを紹介してきましたが、もちろん外資系企業ならではのデメリットというのも存在します。
こちらも代表的なものを３つ紹介します。
１．英語の能力を求められることが多い
２．技術的なマッチングを求められる
３．離職率が高い傾向がある
外資系企業といえば、英語を使って仕事をしているイメージがあるのではないでしょうか。
英語が必要かどうかは会社や部署によって大きく異なりますが、中にはまったく英語を使えなくても仕事ができる会社もあります。
ですが、やはり英語の能力が求められることが多く、それが外資系企業に転職する大きなハードルになってしまっていることは、デメリットの一つかと思います。
中途半端な英語の能力で入社してしまい、実際に国際会議などで英語を話す場面が多くあると、精神的にもかなりまいってしまうのではないかと思います。
実際にどのような場面で英語を使うことがあるのでしょうか。
外資系で英語が必要な会社では、本社あるいは地域の統括会社とのやり取りがあることが多いです。
グローバルの会社の場合、本社や地域の統括会社との折衝が生じる場合が非常に多いため、朝早くあるいは夜遅くに、TeamsやZoomを使って会議をすることが頻繁に発生します。（この頻度も会社によります。）
一方で、外資ではあるけれども日本のマーケットで独立しており、ほぼ日本の意思で運営されている会社もあります。
そのような会社だと、ほぼ英語を使わずに過ごすことも可能です。
他にも、部署によっても海外とのやり取りが多い・少ないは分かれます。
会話する能力が要求される場合もあれば、文書を読むだけでいい場合もあったり、メールなどの書く能力を要求される場合もあります。
本ブログ「ひよこイングリッシュ」では、外資系企業で働く上で困らないように、具体的な英語の勉強方法について、ロードマップを作成して解説しています。
具体的な英語の勉強方法について知りたい方は、是非以下の記事から勉強をしてみてください。
外資系企業と日系企業で大きく異なる点は、技術的なマッチングとカルチャーへのマッチングを求められる点です。
技術的なマッチングについて、日系企業と大きく違うのは、外資系企業は必要なポジションを埋めるために、採用をしているケースが多いことです。
ポジションで求められる仕事内容が明確に決まっているので、それに合った実績と専門知識がなければ、ポジションをまっとうするのが難しいです。
これが外資系がシビアである大きな理由であり、与えられたポジションで能力を発揮できないと、助けてくれる人（あるいはポジション）が周りにいないことが多いので、会社に残って働いていくことが難しくなります。
逆に、ポジションにピッタリあった能力を持っている場合、あまり苦労せずに仕事ができるケースもあります。（日系企業のように急に職務範囲を広げられたり、残業で解決する文化のところは少ないように感じます。）
ただし、これも会社のカルチャーに依存するところが多いので、一概に説明した内容の通りではありません。
外資系企業でありながら日系企業のようなカルチャーを持っている会社も少なくはないので、企業を調べるときに是非気をつけて調べてみてください。
技術的なマッチングについては、別の記事でも紹介しているので、興味がある方は是非参考にしてみてください。
会社によって大きく異なるのですが、一般的な日系企業に比べて離職率が高い傾向があります。
“ひよこ”も今まで外資系企業に２社勤めていますが、３～５年たてばメンバーの多くが変わっているような組織でした。
もちろんキャリアアップを考えて退職していく人も少なくはないのですが、求められる成果が厳しくて脱落していく人も多く見てきました。
また、外資系企業のカルチャーも日系企業と大きく異なり独特であるため、なじめずに辞めていく人も多くいます。
３カ月もたたずに、半年もたたずに…といった人も非常に多いのが外資系企業です。
このような状態にならないために、一番重要なことは事前に情報収集をすることです。
自分が転職先の会社で長く働いていけそうかを、事前に入念に調べることでうまくやっていける可能性が高まります。
ちなみに、外資系企業といえばクビになることがあるのではないかと思う人もいると思います。
日本では法律で守られているため、よほどのことがない限りすぐにクビになることはありません。
ただし、会社側からの圧力で退職勧奨という形で退職に追い込まれるケースは少なくありません。
退職金や在職中の就職活動の許可などを通して退職しやすい環境を作り、従業員自ら辞める選択をするように仕向けるのを何度も目にしてきました。
転職するにあたって、外資系企業についてしっかり調べる必要があります。
外資系企業へのカルチャーのマッチングについては、別の記事でも紹介しているので、興味があれば是非参考にしてみてください。
また、実際の転職活動については、以下の記事を参考にして取り組んで、転職に失敗しないように準備していきましょう。
外資系企業への転職で重要なこと：メリット・デメリットを知った上で、実際の企業について調査しよう
ひよこさん、外資系企業のメリットやデメリットについてよくわかりました。
教えてもらったデメリットの部分は、このブログで勉強することで克服したいと思います！
ここで教えた内容はあくまでも一般的なことなので、実態は企業によって異なるよ。
実際に転職する前には企業についてよく調べて、納得のいく転職ができるようにしていこう。
本記事で紹介したメリットとデメリットについて理解して、実際に外資系企業に転職するかどうかを検討していただければと思います。
一方で、ここで紹介したメリットやデメリットはすべての企業で当てはまるわけではありません。
日系企業でも同じですが、やはり会社による違いがものすごく大きいです。
ですので、学んだメリットやデメリットについて鵜呑みにするのではなく、実際に転職活動を通じて企業について調査することが非常に重要です。
本ブログを読んで、外資系企業について勉強し、悔いのない転職活動ができるように一緒に頑張りましょう
ひよこイングリッシュ管理人 ひよこ